骨隆起

骨の表面が過剰には追記し、コブのような状態になるのを骨隆起と言います。
上下顎双方に発生しますが、どうしてこのような状態になるのかは現在では明らかになっていません。
骨隆起はなにか悪さをするものではありませんが、日常生活で違和感を感じる方が多いです。

写真の赤丸でわかりやすく好発部位を示していますが、骨隆起は上顎のくぼみの部分や下顎の第二小臼歯部に後発しやすいです。

基本的に悪性のものではないため、無理に骨隆起を除去する必要はありませんが、上記のような場合は骨隆起を切除することがあります。

また、骨造成を必要とするインプラント治療がある場合は、骨隆起の切除した骨を活用することもできます。 そのような場合も骨造成の切除治療を行います。

骨隆起は噛む力が関係していると言われています。そのため骨隆起の切除治療だけでなく、噛む力をコントロールすることも重要です。骨隆起の発生する根本的な問題となりうる噛み合わせを改善しなければ、また同じようなことを繰り返すことになります。そのため、噛み合わせを改善することは、顎や歯への負担が抑えられることにも繋がるため、とても重要な治療と言えます。
噛み合わせは見過ごしてはいけません。その理由については診療コンセプトのページで紹介しているのでぜひご覧ください。

骨隆起が気になって日常生活に支障が出ているなど、お困りごとがありましたらお気軽にご相談ください。
骨隆起が出来ている場合、噛み合わせに問題がある場合もあります。一度検査をしておくことで、骨隆起の治療だけでなく根本的な問題が解決されることに繋がります。