デジタル歯科学会に参加して

10月の初旬ですが、奈良で、デジタル歯科学会というものがあり参加してきました。

従来職人堅気の分野である?!歯科の領域でもデジタル化が進み、いろいろな技術が紹介されました。
(学会会場内は撮影できないため写真はないです。。。)

デジタルによる型取り(当院はTRIOSという口腔内デジタルスキャナを導入しています。)や、顔の3Dスキャン、インプラント埋入の診断の補助、ビックデーターを使った矯正治療における分析、はたまた、3Dプリンターによる被せ物製作など従来の治療から大きく変わりつつある時期なのだと改めて実感しました。

と同時に

必ず人の手が必要なこと。

つまり、デジタル化が進んだとしても、操るのは人であって、知識経験による診断がどうしても必要であることを改めて感じました。

実際当院も、デジタル型取り、顔の3Dスキャン、デジタルソフトによる被せ物製作といろいろ取り組んではいますが、SF映画やSF小説のように、ボタン一つで何かできるわけはなく、また、一人一人の患者さんの違いが大きすぎて(あと100年でドラえもんが生まれた年になりますが、)100年経っても、全て自動になるのは難しい分野なのかもしれないと思っています。

デジタル化の波が押し寄せているのを感じると同時に、改めて人間の構造の複雑さを感じています。

デジタル歯科学会会場 奈良らしい建物の会場でした。

口腔内デジタルスキャナー
デジタルによる型取りです。これにより嘔吐反射ある方はだいぶ楽になりました。

3Dフェイシャルスキャン
デジタルによる顔の3Dスキャンとデジタルの型取りを重ね合わせ診断していきます。

デジタルによるクラウン製作
デジタルによる型取りを元に被せ物の製作します。アナログと違い何mmのスペースがあるのかなどを数字で確認できます。

 

浜松市中区 松山デンタルオフィス