舌痛症

舌痛症は特段問題がないにも関わらず、刺激痛があったり、しびれたりする症状があります。舌痛症には原因がわからない一次性のものと、口内炎や咬傷などの二次性のものに分けられます。口内炎など傷があったり、炎症を起こしているとわかりやすいのですが、一次性の舌痛症の場合は原因が特定できないことが多いため、経過観察をしていきます。

一次性の舌痛症については、ストレスや炎症、神経痛などあらゆる可能性が挙げられていますが、現在はまだ原因はわかりません。原因を1つに絞り込むことができないため、様々な要因が重なって現れていると考えられています。

一次性の舌痛症の場合

• 舌ピリピリといった刺激痛
• ヒリヒリといった灼熱感
• 舌全体がしびれている
• 痛む場所が移動する

など

また、舌の状態を見ていると歯による圧痕がある場合もあります。

二次性の舌痛症の場合

二次性の場合は、舌に口内炎や咬傷がある場合が多いです。
また、最近ではドライマウスで口腔内が乾燥して舌がヒリヒリする方もいらっしゃいます。

ここでは主に一次性の舌痛症についてお伝えします。
舌痛症の治療は原因が特定できないため、適切な治療をみつけだすのが難しい治療です。ステロイドのお薬を塗布していただきながら、経過観察を行っていきます。二次性の舌痛症の場合は、対症療法または噛み合わせ治療を行い、舌を噛んだりしないように改善していきます。

最近舌の痛みが気になるといった場合は、お気軽にご相談ください。
舌痛症の判断をするためには、ヒアリングによって多くの情報を集めることがとても重要になります。
痛みや違和感があって気になられたら、そのままにせずに当院へいらっしゃってください。