口腔扁平苔癬は、お口の粘膜に生じる慢性的に炎症を引き起こします。
写真を見るとわかりやすいですが、白く網状(レース状)に粘膜が角化していきます。
以下の写真を見ると、その状態がわかると思います。
口腔扁平苔癬は、お口の粘膜に生じる慢性的に炎症を引き起こします。
写真を見るとわかりやすいですが、白く網状(レース状)に粘膜が角化していきます。
以下の写真を見ると、その状態がわかると思います。
口腔扁平苔癬の症状は以下のようなものがあります。
これらの症状があります。
好発部位に関しては、口腔内の両側の頬の粘膜や歯肉と頬の境目に発生しやすいと言われています。年齢的には40代〜50代の女性に好発すると言われています。
口腔扁平苔癬の原因は明確になっていません。
現在は遺伝・免疫・歯科金属による接触性アレルギー・精神的ストレスなどの要因が関係していると言われています。
口腔扁平苔癬の検査は、組織を切除して病理検査を行います。
また、必要に応じて金属周辺に口腔扁平苔癬が認められる場合は、金属パッチテストを行うことで金属アレルギーの可能性を確認します。
口腔扁平苔癬の患者さんは歯周病を併発していることもあります。その場合は口腔扁平苔癬の病態が正しく判断できずに診断を困難にしてしまう可能性があるため、歯周病がある場合は歯周病の治療を行ってから病理検査をします。
現在口腔扁平苔癬を改善する確実な治療はありません。そのため、対症療法でのアプローチになります。 ステロイド軟膏の塗布、含嗽剤にてうがいをしてもらうことが多いです。歯周病がある場合は、歯周病治療を。金属アレルギーが認められる場合は、金属の歯のやりかえを行います。
口腔扁平苔癬は1%以下と言われておりますが、ガン化する可能性があります。
また、完治することが難しい疾患であるので、一度改善したとしても、再発してしまう可能性があります。そのため、口腔扁平苔癬かもしれないと思ったら、お気軽に当院へいらしてください。
また、口腔扁平苔癬の方は歯周病に罹患している方が多いので、定期的な経過観察と共に口腔内を清潔に保つためにメンテナンスを行うことを強くおすすめします。
口腔扁平苔癬は難治性(完治させることが難しい)の疾患です。そのため、治ったり再発したりを波のように繰り返すことがあります。また、歯周病など他の疾患も併発している可能性がありますので、放置をせずにご相談ください。
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