今、このページを見ているあなたは歯並びを治したいと思って矯正治療を検討しているのではないかと思います。口元の印象はお顔全体のイメージに繋がるため、歯並びを綺麗にして自信が持てる口元になりたいと思っておられるでしょう。矯正治療は素晴らしい治療です。
歯並びや悪い噛み合わせを改善し、見た目だけでなく歯を失うリスクまで解消してくれるのです。これまで鏡の前で悩んでいたご自身の口元とは別れを告げ、自信が持てる口元になれるよう、当院も最善を尽くして矯正治療を行います。
悪い歯並びは様々あります。デコボコしている見た目であればわかりやすいのですが、一見問題ない歯並びに見えてしまうものもあります。中には歯列には問題はないけれど、顎や噛み合わせに問題がある場合もありますので、類似する歯並びがあれば一度ご相談にいらしていただけたらと思います。
患者さんに治療計画を説明する前には、必ず治療に関わる歯科医師・矯正医・歯科衛生士で治療計画を確認し、それぞれの専門性を持ち寄って話し合います。
患者さんにベストな矯正治療を行うために、治療計画を追い込むことで、より実現可能性の高い矯正治療を行うことができます。
当院いらっしゃる患者様の4人に1人は、骨格に起因する問題である「顎変形症」の患者さんがいらっしゃいます。以下に掲載する患者さんは歯並びを改善するために来院されたのですが、診査診断を行っていると顎の高さが左右で違ったり、スプリントで顎の位置を正常な状態にすると上下顎の位置関係に異常があり、上顎がかなり前に出ていることがわかります。
このように、歯列や咬み合わせの不正は骨格の問題に起因することもあります。
顎変形症の治療は外科を伴うため、患者さんの意思を尊重する形で治療計画を検討していきますが、患者さんがこの事実を知るか知らないかは大きな違いがあります。
当院は診査診断を通じて顎関節症の方を発見した場合は、きちんとご説明を行ったうえで、外科をするか非外科で治療するかを一緒に決めていきます。
この患者様は、ガタガタの歯並びを治したいという主訴で来院されました。
二級咬合(いわゆる出っ歯)に分類され、叢生もあります。写真で見ると、側方の写真では前歯が出ていて、正面から見ると互い違いのは並びになっているように見えます。
これらの問題を解決するために、診査診断を行いました。
レントゲンを見ると、顎関節に左右差があることがわかりました。 これがわかることによって、顎の位置がズレている可能性があることが予測できます。
実際にCTで顎関節を見てみると、左右ともに前方へ位置していることがわかります。 この他にもMRIを撮っているのですが、明らかに顎関節の位置が違うことがわかったので、正しい位置に補正するためにスプリント(マウスピース)を入れました。
スプリントを入れて顎の位置を補正する前後の写真です。 元々前方に位置していた顎関節が正常な位置に戻ると、下顎が引っ込む形になるため、上下顎の前歯の位置関係が広がり、オーバージェットと呼ばれる状態になっています。
一方顎関節の状態を見てみると、位置が安定した状態になっていることがわかりました。
これらの診査診断により、顎変形症であると診断されたため、患者様と治療計画をいくつかご提案したうえで、顎変形症の根本治療である外科矯正を選択されました。
レントゲンを見ると顕著ですが、外科治療前は前歯の位置関係がかなり離れていましたが、外科治療後は大幅に改善され、良好な状態になっています。
患者さんの努力もあり、綺麗な歯列や噛み合わせを取り戻すことができました。 安定した状態を維持するために、現在も定期的な経過観察を行いながらメンテナンスを続けています。
矯正治療は他の治療よりも期間が長く、治療費も高くなります。
その分、やり直しを気軽にすることはできないため「できれば失敗せずに、綺麗な歯並びにしたい」と思っている方は多いのではないでしょうか。
当院は治療の前に必ず相談を承っております。矯正治療のセカンドオピニオンも承っておりますので、お気軽にご相談ください。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:30 - 13:00 | |||||||
14:30 - 18:00 |
休診日: 日・祝
〒432-8038 静岡県浜松市中央区西伊場町61-19