日々診療を行っていると、インプラント周囲炎に悩まされる方に出会います。その中で、リカバリーできるケースもあれば、やむなく再治療になるケースもあります。
インプラント周囲炎を経験するたびに思うことは、
インプラント周囲炎だと発覚したら、患者さんの立場に立って考えれば、
まず一番に考えることは、インプラントを残すことです。
インプラント周囲炎のリカバリー治療としては、骨造成やレーザーを用いてインプラント体表面を殺菌したり、感染した部位を除去することが基本となります。
インプラント周囲炎=残せないと、諦めるのではなく、残すために最善を尽くすことが姿勢としても大切なのではないかと考えています
一番理想的なことは、歯のことで悩む時間が少なくなることです。そのために、インプラント以外の選択肢も含めて、長期的な安定を考えた治療計画が必要になることもあります。
その時、1歯だけのことを考えるのではなく、お口全体を考えて、最も負担が少なく安定した状態を目指す必要があると考えています。目先ではなく、長期的な目線を持って患者さんのお口を考えることが重要なのではないかと考えています。
そのためには、患者様のお口の状態が今どうなっているかを知る必要があります。
患者さんに1つ質問があるとすれば、インプラントを入れた後、継続的にお口の検査を行っていますか?定期検診で歯石を取るだけになっていませんか?インプラント周囲炎は歯周病と同じように、気が付かないうちに歯を支える骨が溶かされる病気です。そのため、何ともないと思っていたら、実は骨が溶かされていたという方はインプラントに限らず少なくありません。 特にインプラントのように、周囲炎などのリスクがあることに関しては、定期的に検査を行うことにより、問題が大きくなる前に対処することができます。インプラントを埋入されている方で、インプラント周囲炎を疑っている方は、まずお口の状態を確認しましょう。
このページに辿り着くまでに、様々なホームページなどをご覧になられたかと思います。インプラント周囲炎かもしれないと思うと不安になる気持ち、とても理解できます。まずは、お悩みをお聞かせください。患者さんのお悩みに向き合い、お力になれるように最善を尽くします。
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