子供の予防歯科について
子供の予防歯科
お子様が小さい頃から予防を習慣づけることによって、将来虫歯や歯周病で悩むことがなくなる可能性が高くなります。当院では年代別に適した予防方法をご提案しています。
0〜6歳までの予防歯科
まず歯磨きになれましょう。
歯磨きに慣れよう! 1才ぐらいから歯磨きを嫌がり始めることが多いので、0才のうちから歯磨きに対する抵抗をなくして おくことが大事です。「口を開けること」「歯ブラシを口の中に入れること」「仰向けになること」をぬ いぐるみを使ったり、ビデオを見真似したりして一緒に遊びながら練習してあげましょう。
歯磨きをしよう!
明るいところで膝の上に仰向けになります。2歳ぐらいになると上の前歯が虫歯にな。 りやすいので、注意して縦方向に磨きます。上手にできたらほめてあげましょう♪ 3歳からは自分磨き後に仕上げ磨きをします。3才~6才は上下奥歯2本ずつが虫歯 になりやすいので注意しましょう。子供の歯は非常に弱いため、食事後すぐに歯磨きをすることが大事です。すぐにできない場合はうがいをするか、お茶を飲みましょう。
7〜11歳の予防歯科
まずは自分で磨こう!
乳歯から永久歯への生え変わりの時期で、上下の前歯が生えそろいます。歯が抜けている部分や、生えかけの歯が混雑し、ガタガタしています。歯磨きがしにくい箇所がたくさんあるため、歯ブラシを小刻 みに動かしながら丁寧に磨きます。磨き残しが多いので、仕上げ磨きをしましょう!
仕上げ磨きの必要性
小学生だから自分でできる…と思っていても、子供一人では十分に磨けていないことがほとんどで、歯磨きがしっかりできていないのが実情です。また、生えたての 永久歯は象牙質が柔らかく虫歯になりやすいため、お母さんが仕上げ磨きでしっか り汚れを落とすことが重要です。特に7~9歳で永久歯に生え変わる上下前歯4本、 6歳くらいに生えてくる上下奥歯1本は虫歯になりやすいので注意しましょう!
12歳以上の予防歯科
正しい歯磨きの仕方
1箇所を20回以上歯並びに合わせて歯の汚れを取るように磨きます。歯ブラシの毛先 を歯と歯ぐきの境目、歯と歯の間にあて、毛先が広がらない程度に小刻みに動かします。 特に上下奥歯1本ずつは虫歯になりやすいので注意して磨きましょう! 詳しい磨き方については歯科衛生士からの指導を受け、上手に磨けるようにしましょう。
食べ物に気をつけましょう!
だらだら食いや甘いものに注意しよう!
甘いもの意外にも食べ物には糖分が含まれます。子供の歯はすぐにカルシウムが溶け出すため、食事は早めに済ませましょう。甘いものを食べる習慣をつけさせないようにしましょう。
水筒に甘い飲み物を入れないで!
ジュースやスポーツドリンクは酸性で糖分も多く含まれます。水筒にいれて時間をかけて飲むと、長い間口内が酸性になり歯が溶け出します!
食後に虫歯菌が酸を作ると口の中の 酸性度が高くなりますが、 唾液の力で中性に戻っていきます。酸性度が高いままで食事をすると…唾液による修復が間に合わなくなり、 虫歯になりやすくなります!
フッ素で歯を守ろう
フッ素入り歯磨き粉、歯科でのフッ素塗布のすすめ
- 歯を強くし、歯のカルシウムが溶けるのを防ぎます
- 細菌の栄養である糖分が取り込まれるのを防ぎます
- 歯科では高濃度フッ素を塗布するので歯質の強化に効果的
- 歯科でのフッ素塗布は2~3ヶ月に一度行いましょう
甘い物の変わりに
キシリトールのすすめ
甘いものはできるだけ避けてほしい100% いものですが、甘いものがほしい 場合はキシリトール100%のガ ムやタブレットをおすすめします。